☆音のーと♪3☆

2度目の転院 〜 2000.11.9 生後 17日

 11月2日(木)、やっと私の退院、帝王切開なので入院11日間、雨の中での退院だった
産婦人科から直接小児病院へ
初めて、ガラス越しに入院している音を見た、ちょうど、看護婦さんからミルクをもらっていた
なんだか、涙が出た・・・
そして、入室。手を肘まで洗って、ガウンを着て、さらに赤ちゃんをさわる前は、また手を洗う
すごーく、めんどくさい(笑)
音の脳にうつったCTの影はたぶん問題ないだろうという事だった
しかし、一応MRIも取りに行く事になる
小児病院にはMRIの機械がないので、予約をして他の病院に行く事に
目の方は、眼科が無い関係上、転院して見てもらう事になった
しかし、新生児なのでただの眼科ではだめである
新生児の入院施設(NICU等)のある、病院を探してくれる事になった
見つかりしだい転院する事になった

 11月9日、本当はMRIの予約が入っていた
しかし、急に転院先が見つかり、転院することになった
都内の病院だった
都内の病院まで、音は病院の救急車で運ばれる
私たちはその車には乗れないので、後から行く事になる
またもや、救急車に乗せられて行く音を見たら、なんだか悲しくなった
私たちは車で後から行く事にした
向こうについて、小児科の先生と面談
ほとんど、検査も小児病院の方で終わってない検査をここでしてくれる事に
眼科の方は、検診の曜日が決まっているので、検査をしてもらってから
眼科の先生と面談になった

眼科の診察後、眼科の先生と面談
やはり、両目とも先天性白内障と診断される
その上、両目とも白濁がひどく、このままにしておくと、視神経が発達せず、失明してしまうことを言われた
なるべく早く、白い部分を取り除き、眼底に像を送ってあげて、
視神経の発達を促す事をしてあげなければいけないと言われる
それには、水晶体を摘出しなければいけない
それによって、音の目にはレンズ機能をするものがなくなってしまうが
それはメガネやコンタクトで補う事に
大人の白内障は水晶体を摘出した後、眼内レンズと言う、人口のレンズを入れるのだが
赤ちゃんにはその手術をする事はないという事
白内障と言う病気の事も、そんなに知らない私たちは、大人と同じで簡単なものだと思っていた
目の見えていない赤ちゃんは、これから目を見るための機能が発達していくのだ
だから、このままでは音には光の強弱ぐらいしかわからない、目の機能が発達しないのだ
メガネをかけるって、赤ちゃんが?
寝ているときはどうするの?
メガネの赤ちゃんなんて見た事ないよー
そんな気分だった
その上、早く手術しなければいけないって先生は言ったのに
なかなか、手術の日程が決定しない
眼科と麻酔科の先生で日程を調整しなければいけないらしい
結局、手術は11月30日に決定した


 ちょっと、脱線・・・
手術までの期間、特にする事も無く、音はいたって元気!
他の入院している赤ちゃんに比べると、何でここにいるんだろうって感じ
なので、直接授乳の練習を開始
その頃の私は、入院後の体調も戻ってないし、1日おきに都内まで通う疲れと
さらに、産後で精神が不安定な状態にあった
そこにきて、この直接授乳の開始
なんと、音はそれを拒否!、断固拒否!
入院生活が長かったせいか、哺乳瓶にすっかり慣れてしまった音は
楽する事を覚えてしまって、直接授乳を嫌がった
お腹がすいてても、私の胸を拒否して(手で押しやる!)、怒って泣くのだ
これにはすっごい参った・・・
私がもういいやって思っても、看護婦さんはあきらめないし
ほんとに音に会いに行くのが怖くなるくらいだった
しかし、そんな私の苦悩はおかまいなしで、音はウハウハの生活を満喫
なんたって、看護婦さんにモテモテ
ほっぺたプニプニの癒し系赤ちゃんなどと言われていた(笑)
そりゃ、薬も無いし、体的には元気で手のかからない入院患者だったものね〜
もしかしたら、一生のうち一番もてた時期だったかもよ〜(笑)